【生けこみ日】2015年4月11日
【花材】ウリバモミジ(真)、アサヒハラン(副)、キク(体)
今回は、生花正風体三種生けを生けました。
新芽を出したエビモミジ、白い小さな花をつけたコデマリ、春の暖かさに蕾を膨らます黄色いアイリス。
春の訪れを感じる生け花に仕上がりました。
生命感を出す
エビモミジは折れやすいのですが、力を加減して折れる直前で矯めるのを止めてあげるとしっかり曲が付きます。
小さな新芽が、目一杯春の日差しを求める様子を表現します。
エビモミジに枯れ枝が付き枝として付いていました。今回はこれを活用して、枯れ枝と新芽との対比をつくり、新芽の美しい生命感を引き立たせました。(写真だとわかりにくいですが)
生け終わった後、陰方がやや寂しかったので、真の後あしらいよりやや低く1本追加しました。
コデマリとアイリス
コデマリは鮮やかな濃緑色の小さな葉と、白い小さな花をたくさんつける可愛らしい木物の花材です。
かわいい花材なのですが、枝は細く、折れやすいため矯めが効きにくいです。
たくさん着く葉と花を省くことで枝の垂れ具合を調整します。
写真を見なおして気づきましたが、3本の体が一列に並んでいません。一列に揃うようにしてやりましょう。
アイリスは矯めが効くので曲げてあげて、体の花形を整えましょう。
花だけを遣うのではなく、葉も上手く遣い、自然な出生を表現してあげましょう。
横から見るとこのようになります。
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