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岐阜県多治見市小泉町2丁目 華道家元池坊翆雲教室
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池坊いけばなの先生である祖父を目標にお花を生ける孫のブログです. 岐阜県多治見市小泉町 ウィンドウディスプレイに常時お花を飾っています。ぜひご覧ください。【華道教室】
今回の生花正風体に遣った花材はフィジアと小菊です。
真と副に遣ったフィジアという花材。初めて見たのですが、ニュージーランドでは一般的に食される果物のようですね。
フィジア - 阿児の松原http://blog.goo.ne.jp/haihaihai_001_4/e/bb6575b75f1466686c564fbb0e3229e9
美味しそうです。どこで手に入るんでしょうか。
このように海外の植物も伝統的な花型に当てはめて活かす、池坊いけばなの懐の深さを感じます。
【生けこみ日】2015年11月14日
【花材】フィジア、小菊
副は光が挿す方向に配し、太陽の光を受ける働きをしています。したがって副に遣った枝の下側に出た枝・葉は取り除きます。影の側に葉や枝が出ているのはスッキリしませんし、やや不自然ですよね。
季節は夏から秋に入り、夏の暑さを忘れかけたこの頃、ナツハゼと小菊で池坊生け花を生けました。
【生けこみ日】2015年10月3日
【花材】ナツハゼ、小菊
今回遣ったナツハゼは山スイコギというものです。
ナツハゼの淡い緑色の葉にオレンジ色の小菊の花。秋らしい色の組み合わせで四季を現しております。
ナツハゼは矯めが効く花材で、しっかりと丁寧に矯めて花型の基本を忠実に再現しましょう。
差口から20cm程はまっすぐ、そこから陰方に曲げていきます。
切溜、楔矯めを駆使して思うように曲がります。
【生けこみ日】2015年8月1日
【花材】ドウダンツツジ、ユリ、小菊
この日は前回のバラの生花の反省を活かし、夏でも日持ちのする花材で生花正風体三種生をいけました。
バラは暑さで生けた翌日にしおれたので、夏は飾るのには適しませんね。
今回は生花正風体を逆勝手で生けました。ツツジの緑が夏に映え、しばらくすれば咲くであろうユリが雰囲気を豪華にし、小菊が足元を引き締めます。
体に用いた小菊ですが、「根本を引き締める」、「全体をスリムに見せる」ために、両サイドの花を切り落としています。
改めて写真で見ると、体の小菊をもう少し陰方へ振った方が良かったですね。
【生けこみ日】2015年2月28日
【花材】木苺(キイチゴ)、小菊
今回は中津川まで行き、井口先生に稽古をつけてもらいました。
やはり今回も生花の基本を体に覚えさせることがテーマでした。
真の挿し口の真上に先が来ること。かつ、真上を向き、生命力を出すこと。
真の高さは花器の高さの3倍、副は2倍、体は1倍。
あしらいの長さは、「後 > 前」
副の前あしらいで、真と副の隙間を埋めてやる。
横から見ると
つき枝を活用し、挿す本数を最小限にしているため、スッキリとしています。
横から見ると、副の前あしらいは前方向に傾け、真と副の間にできる空間を埋めています。
付き枝を活用する
生花は真・副・体で構成され、それぞれあしらいがあります。あしらいを構成するのに、1本加えるのも良いのですが、付き枝を活用するとより自然な仕上がりになります。挿す本数が少ないほど、スッキリとした形になりますからね。
花材を選ぶ時、付き枝まで意識して選ぶと、より自然美を活かしたお花を生けられるでしょう。
【生けこみ日】2013年11月3日
【花材】錦木、糸菊、小菊、エメラルドウェーブ、トラノウ
錦木は折れにくく矯めやすい花材だったので、曲をつける良い稽古になります。
この日は求心と遠心という言葉を教えてもらいました。
遠心は草木の先が外側に向き、求心は草木の先が一箇所に集まるようにします。
今回は左側は求心的に配し、右側は遠心的に配し右側に流れるようにしました。
写真を振り返ってみるともっと大胆に曲をつけたほうが面白くなったように思います。次回に向けての反省点です。