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2017年8月10日木曜日

【生花正風体】石化柳、小菊|線を美しく見せる

石化柳と小菊のいけばな(生花正風体)

今回は生花正風体の生け花をエニシダ(石化柳)と小菊で生けました。
エニシダは矯めやすい(曲げやすい)花材、しっかりと形作って、きれいな線にしてあげます。
細かい枝が多いので、一本一本曲げるのは大変ですので、まずはまとめて大まかに曲げて、その後一本一本細かく修正するように曲げていきます。
なかなか難しいですが、正面から見て線が重ならないようにすると美しく見えます。

体には小菊を遣いました
改めて写真で見ると、もう少し花を落としても良かったのかもしれません。体先は潰し溜めで曲げてあげます。


▼昨年も同じ花材で生けてます▼




成長するのは難しいですね。日々勉強です。


【生けこみ日】2017年4月1日
【花材】エニシダ(石化柳)、小菊


池坊生け花教室 華道教室・ギャラリー 
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507-0073 
岐阜県多治見市小泉町2丁目 華道家元池坊翆雲教室 
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2016年12月29日木曜日

【生花正風体】ネコヤナギ、菊

池坊生花正風体いけばな。ネコヤナギと菊。

今回の生け花は、ネコヤナギと小菊の生花正風体を生けました。

真と副はネコヤナギ

ネコヤナギは矯めやすい(折れにくく曲げやすい)花材です。しっかりと矯めを効かせて形を作っていきます。
あしらいを含め、真に3本、副に3本遣いました。
前から見たときに1本1本が重ならないように矯めて、剣山に挿していきます。

副は真の高さの2/3にして、真との間をあしらいで自然になるように繋いでいきます。

この季節のネコヤナギの額は赤くてきれいですね。

体は小菊

体には小菊をいれました。小豆色の花で、全体の色に統一感があり、雰囲気が締まります。
生花正風体の場合、体の中でも役枝を決めて生けていきます。
前から順に「体先」「体谷」「体真」です。そして、それぞれの役枝の間、体真の後ろにあしらいをさして体全体に繋がりを持たせてまとめます。


池坊の生花正風体は良いですね。池坊の生け花は空間を大切にします。挿した花と空間が出す雰囲気に背筋が伸びる感じがします。
一人でも多くの人に観てもらいたいものです。



【生けこみ日】2016年11月19日
【花材】ネコヤナギ、菊


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2015年12月10日木曜日

【生花正風体】フィジア、菊|池坊生け花

【生花正風体】フィジア、菊

今回の生花正風体に遣った花材はフィジアと小菊です。

真と副に遣ったフィジアという花材。初めて見たのですが、ニュージーランドでは一般的に食される果物のようですね。

フィジア - 阿児の松原http://blog.goo.ne.jp/haihaihai_001_4/e/bb6575b75f1466686c564fbb0e3229e9

美味しそうです。どこで手に入るんでしょうか。

 

このように海外の植物も伝統的な花型に当てはめて活かす、池坊いけばなの懐の深さを感じます。

【生けこみ日】2015年11月14日 
【花材】フィジア、小菊

 

副の扱い

副は光が挿す方向に配し、太陽の光を受ける働きをしています。したがって副に遣った枝の下側に出た枝・葉は取り除きます。影の側に葉や枝が出ているのはスッキリしませんし、やや不自然ですよね。

2015年10月11日日曜日

【生花正風体】ナツハゼ、小菊

【生花正風体】ナツハゼ、小菊

季節は夏から秋に入り、夏の暑さを忘れかけたこの頃、ナツハゼと小菊で池坊生け花を生けました。

【生けこみ日】2015年10月3日 
【花材】ナツハゼ、小菊

 

今回遣ったナツハゼは山スイコギというものです。

ナツハゼの淡い緑色の葉にオレンジ色の小菊の花。秋らしい色の組み合わせで四季を現しております。

 

ナツハゼは矯めが効く花材で、しっかりと丁寧に矯めて花型の基本を忠実に再現しましょう。

差口から20cm程はまっすぐ、そこから陰方に曲げていきます。

切溜、楔矯めを駆使して思うように曲がります。

2015年8月2日日曜日

【生花正風体】ドウダンツツジ、ユリ、小菊

【生花正風体】ドウダンツツジ、ユリ、小菊

【生けこみ日】2015年8月1日
【花材】ドウダンツツジ、ユリ、小菊

この日は前回のバラの生花の反省を活かし、夏でも日持ちのする花材で生花正風体三種生をいけました。

バラは暑さで生けた翌日にしおれたので、夏は飾るのには適しませんね。

今回は生花正風体を逆勝手で生けました。ツツジの緑が夏に映え、しばらくすれば咲くであろうユリが雰囲気を豪華にし、小菊が足元を引き締めます。

体に用いた小菊ですが、「根本を引き締める」、「全体をスリムに見せる」ために、両サイドの花を切り落としています。

改めて写真で見ると、体の小菊をもう少し陰方へ振った方が良かったですね。

2015年3月8日日曜日

【生花】木苺(キイチゴ)、小菊 【自分の稽古】

【生花】木苺、小菊

【生けこみ日】2015年2月28日
【花材】木苺(キイチゴ)、小菊
今回は中津川まで行き、井口先生に稽古をつけてもらいました。

やはり今回も生花の基本を体に覚えさせることがテーマでした。

 

真の挿し口の真上に先が来ること。かつ、真上を向き、生命力を出すこと。

真の高さは花器の高さの3倍、副は2倍、体は1倍。

あしらいの長さは、「後 > 前」

副の前あしらいで、真と副の隙間を埋めてやる。

 

から見ると

【生花二種生け】キイチゴ、小菊 横からの図

つき枝を活用し、挿す本数を最小限にしているため、スッキリとしています。

横から見ると、副の前あしらいは前方向に傾け、真と副の間にできる空間を埋めています。

 

付き枝を活用する

生花は真・副・体で構成され、それぞれあしらいがあります。あしらいを構成するのに、1本加えるのも良いのですが、付き枝を活用するとより自然な仕上がりになります。挿す本数が少ないほど、スッキリとした形になりますからね。

花材を選ぶ時、付き枝まで意識して選ぶと、より自然美を活かしたお花を生けられるでしょう。



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2014年3月1日土曜日

【生花二種生け】型にとらわれず臨機応変に|レンギョウ、小菊

【生花二種生け】レンギョウ、小菊

【生けこみ日】2014年2月22日

【花材】レンギョウ、小菊

今回は、生花「レンギョウと小菊の二種生け」をしました。

 

レンギョウを曲げるときの注意点

レンギョウの枝は、粘りが少ないので、非常に矯め難いです。

粘りの少ない枝を、強引に曲げようとすると折れてしまいます。

この日も1本折りました。

2013年11月19日火曜日

【盛花】基本形を崩す|キリシマツツジ、アイリス、小菊

【盛花】キリシマツツジ、アイリス、小菊【2013_11_16】

【生けこみ日】2013年11月15日

【花材】キリシマツツジ、アイリス、ネリネ、小菊、ダリア

真・副・体の配置を花材のよく映える方向に合わせ、変化させて生けました。

真副体の基本的配置(上から見た図)

P100kk0225

真副体の基本的な配置は上図です。

今回は、真と副にするキリシマツツジが右側でより美しく映えたので、真と副は右側になりました。

2013年11月13日水曜日

【盛花】錦木を矯める|錦木、キク、タニワタリ【2013_11_03】

【盛花】ニシキギ、キク、エメラルドウェーブ

【生けこみ日】2013年11月3日

【花材】錦木、糸菊、小菊、エメラルドウェーブ、トラノウ

錦木は折れにくく矯めやすい花材だったので、曲をつける良い稽古になります。

この日は求心と遠心という言葉を教えてもらいました。

【学んだこと1】 「求心」と「遠心」。

生花_遠心_求心

遠心は草木の先が外側に向き、求心は草木の先が一箇所に集まるようにします。

今回は左側は求心的に配し、右側は遠心的に配し右側に流れるようにしました。

写真を振り返ってみるともっと大胆に曲をつけたほうが面白くなったように思います。次回に向けての反省点です。

2013年10月27日日曜日

【盛花】悩んでレベルアップ!|ミモザアカシア、アルストロメリア、バラ

【盛花】ミモザアカシア、アルストロメリア、バラ

【生けこみ日】2013年10月27日

【花材】ミモザアカシア、アルストロメリア、バラ、小菊

悩みながら今までとは少し進歩した形にしようと思いました。

ミモザアカシアの葉を大胆に省略して、強弱を強調しました。

アルストロメリアの赤い花、バラの黄色の花、小菊の白い花、葉の緑色がそれぞれ互いを活かしています。

P1000213

上から見た写真