今回の生け花は、ネコヤナギと小菊の生花正風体を生けました。
真と副はネコヤナギ
ネコヤナギは矯めやすい(折れにくく曲げやすい)花材です。しっかりと矯めを効かせて形を作っていきます。
あしらいを含め、真に3本、副に3本遣いました。
前から見たときに1本1本が重ならないように矯めて、剣山に挿していきます。
副は真の高さの2/3にして、真との間をあしらいで自然になるように繋いでいきます。
この季節のネコヤナギの額は赤くてきれいですね。
体は小菊
体には小菊をいれました。小豆色の花で、全体の色に統一感があり、雰囲気が締まります。
生花正風体の場合、体の中でも役枝を決めて生けていきます。
前から順に「体先」「体谷」「体真」です。そして、それぞれの役枝の間、体真の後ろにあしらいをさして体全体に繋がりを持たせてまとめます。
池坊の生花正風体は良いですね。池坊の生け花は空間を大切にします。挿した花と空間が出す雰囲気に背筋が伸びる感じがします。
一人でも多くの人に観てもらいたいものです。
【生けこみ日】2016年11月19日
【花材】ネコヤナギ、菊
池坊生け花教室 華道教室・ギャラリー
展示ウィンドウにて常時、生け花を展示しております。
お近くにお越しの際はぜひご覧ください。
507-0073
岐阜県多治見市小泉町2丁目 華道家元池坊翆雲教室
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