池坊の生花は真(しん)・副(そえ)・体(たい)の3つの役枝があります。
今回はこのように生けました。
真・・・花菖蒲
副・・・沙羅双樹
体・・・芍薬
真の花菖蒲は三本とも高さに差をつけるように、
体の芍薬は体先を葉で表しています。
初夏の爽やかさを表現しました。
岐阜県多治見市小泉町2丁目 華道家元池坊翆雲教室
地図を開く
お問い合わせはこちらから
twitter facebook
池坊いけばなの先生である祖父を目標にお花を生ける孫のブログです. 岐阜県多治見市小泉町 ウィンドウディスプレイに常時お花を飾っています。ぜひご覧ください。【華道教室】
【生けこみ日】2015年5月30日
【花材】芍薬(シャクヤク)(5本)
芍薬の一種生けを生けられる季節がやって来ました。
種類にもよりますが、太くてしっかりとした芍薬は一種の生花で生けても力強い印象になりますね。
太い茎、大きな花、大きな葉・・・力強く男性的なお花に仕上がりました。
芍薬の一種生けのお稽古は、太くてしっかりとしたもので行いたいところです。
生け花のお稽古は、自分で行けたあとに手直しをしていきます。
今回の手直しでは次の点に注意して直しました。
無意味に重なっている部分は、生花では美しくありません。ミニマリズムの思考で、最低限で構成された美しさを目指したいものです。
同じ効果をだすのに2枚の葉はいらないということです。
気温が高くなって、みなさんのお体も暑さになれるのに大変かと存じます。お花も長く持たない季節になりました。せっかく頑張って生けたお花、少しでも長く美しい姿で飾り、人々の目と心を癒やしたいものです。
水換えをこまめに行い、花持ち剤を使ってお花が痛むのを少しでも和らげましょう。
【生けこみ日】2015年5月16日
【花材】リアトリス、レンギョウ(連翹)、シャクヤク(芍薬)
初夏の陽気らしく日中は暑い日も多くなり、朝夕は冷え込む日々が続いたいますがお体の方は気温の変化に慣れましたでしょうか。
そんな中、生けたお花は【生花三種生】。
春の連翹の黄色い花も綺麗ですが、初夏の連用のイキイキとした緑の葉も爽やかですね。
葉を大胆に省いて、線を見せました。
初夏の植物の伸びる勢いを現した清々しい生花を目指しましたがいかがでしょうか。
見る人も喜ぶお花になれば幸いです。