【生けこみ日】2014年2月15日
【花材】桃
今回は、生花「桃の一種生け」をしました。
生け花や茶道には、本勝手と逆勝手という言葉があります。
池坊生け花では、本勝手と逆勝手は次のようになっております。
本勝手と逆勝手
日本家屋の床の間の環境により、陰陽の位置が変わります。
本勝手は向かって左が陽、右が陰ですが、逆勝手は左が陰、右が陽になります。
簡単に言えば、太陽に向かった表と裏の植物の育ち方をきちんと床の間に反映させる生け方となります。
ということは、写真の今回生けた桃は、「本勝手」ということになります。
向かって左側からの光を受け、光の方向に向かう植物の性質を再現し、自然美を引き出してあげます。
もう一つ、生花は水際の美しさを表す生け方です。
水際の美しさを表すため、水際の枝は、正面から見て一直線になるようにします。
そうすると、しまって見え、美しく見えます。