【花材】アリアムリーキ、アレカヤシ、バラ
池坊いけばなの先生である祖父を目標にお花を生ける孫のブログです. 岐阜県多治見市小泉町 ウィンドウディスプレイに常時お花を飾っています。ぜひご覧ください。【華道教室】
2015年5月31日日曜日
【生花三種生け】アリアムリーキ、アレカヤシ、バラ
【花材】アリアムリーキ、アレカヤシ、バラ
2015年5月24日日曜日
【生花三種生】リアトリス、レンギョウ、シャクヤク
【生けこみ日】2015年5月16日
【花材】リアトリス、レンギョウ(連翹)、シャクヤク(芍薬)
初夏の陽気らしく日中は暑い日も多くなり、朝夕は冷え込む日々が続いたいますがお体の方は気温の変化に慣れましたでしょうか。
そんな中、生けたお花は【生花三種生】。
春の連翹の黄色い花も綺麗ですが、初夏の連用のイキイキとした緑の葉も爽やかですね。
葉を大胆に省いて、線を見せました。
初夏の植物の伸びる勢いを現した清々しい生花を目指しましたがいかがでしょうか。
見る人も喜ぶお花になれば幸いです。
2015年5月16日土曜日
【生花】カキツバタ(杜若・燕子花)_季節の移り変わりの生け花
【生けこみ日】2015年5月9日
【花材】カキツバタ(杜若・燕子花)
5月は暑い日もあれば、寒い日もあり、季節の移り変わりを感じますね。春を楽しめる貴重な時期です。
四季の移り変わりを繊細に表現する池坊生け花ですが、今回の花材のカキツバタは四季それぞれに相応しい生け方が有ります。
季節によって植物の形は変わります。それを活かしていくのです。
燕子花の生け方
カキツバタや花菖蒲は長葉物といい、葉組をして生けます。
2枚で1組(体は3枚)とし、向かい爪(葉先の爪の向きを向かい合わせる)とします。
まずは、株をほぐし葉を一枚ずつにします。
葉表を真に向けて生けるので、葉の裏面を下にして並べます。さらに爪の向きも揃えて並べましょう。後ほど葉を選びやすくなります。
葉組みした2枚の葉のうち、短い方を前にして生けます。
葉組みした葉はを水で濡らした手で上から下に少し力を入れてなぞると二枚の葉がくっつき、綺麗に生けることができます。
下図を参考に生けましょう。
カキツバタは、花菖蒲と違い曲がりを意識して柔らかい雰囲気で生けましょう。
2015年5月9日土曜日
【生花一種生け】花菖蒲 生け方
【生けこみ日】2015年5月2日
【花材】花菖蒲(はなしょうぶ)
4月の長雨の後は気候が良くなり、暑さを感じる日も多くなってきました。
そんな時は生け花から涼を感じたいものですよね。
今回は、花菖蒲の生花一種生けを生けました。
2本の花が真直ぐ伸び、凛とした姿が美しい花ですね。
葉の長さや重ならないように捌くと整然として美しく仕上がります。
花菖蒲の生花は生け方が決まっています。
花菖蒲の生け方
葉の組み方は上図のようになるのですが、生花ですので、光は陽方から入ってくることになります。従って、葉の表面を花に向けて生けてやります。
葉の表裏の向きは、葉脈が膨らんでいる方が裏となります。
葉の組み方も上図のようになるのですが、生花ですので、光は陽方から入ってくることになります。従って、葉の表面を花に向けて生けてやります。
葉先には爪が付いています。爪の向きを向きあわせて葉組みを組んであげます。
最後に、生け終わったら正面から見て葉の重なりがないか確認しましょう。重なりを極力なくして葉をさばくと美しく見えます。
2015年5月2日土曜日
【生花新風体】イクシア、ハラン、ゴット
【生けこみ日】2015年4月25日
【花材】イクシア(イキシア)、ハラン、ゴット
今回は、生花新風体三種生けを生けました。
イクシアの真っ直ぐな線を活かしたくて、派手な花材は用いませんでした。
イクシアの線を、ハランの大きな面、ゴットの小さな面が引き立てているはずです。
花器も縦長の濃い色のものにしてみました。
生花新風体の生け方
さて、今回は生花新風体を生けましたが、決まりのないように見える新風体も美しく生けるために決まりごとがあります。
- 生花新風体といえども、「生花」ですので、花材の種類は1~3種までとします。
- 生花は水際の美しさが命です。これは新風体であっても変わりありません。美しい揃った水際に仕上げます。
- あとは見せたい部分を決めて、強弱をつけて生けましょう!
2015年4月23日木曜日
【生花正風体三種生け】イクシア、ゴット、バラ
【生けこみ日】2015年4月18日
【花材】イクシア(イキシア)(真)、ゴット(副)、バラ(体)
今回も、生花正風体三種生けを生けました。
イクシアと言う花材、初めて見ましたが、調べてみると、小さな白い花を咲かす可憐な植物だそうです。
細い茎、細い葉、小さな花・・・儚げな美しさを持つイキシャですが、
鮮やかな赤色の花と、深い緑色の葉の強いコントラストを持つバラと上手くバランスを取らなくてはいけません。
後から振り返ってみると、バラを一輪低くあしらって新風体にしたほうが良かったかもしれません。
花材の持つ力強さ、色の強さなど、バランスの勉強になった一杯でした。
2015年4月19日日曜日
【生花正風体三種生け】エビモミジ、コデマリ、アイリス
【生けこみ日】2015年4月11日
【花材】ウリバモミジ(真)、アサヒハラン(副)、キク(体)
今回は、生花正風体三種生けを生けました。
新芽を出したエビモミジ、白い小さな花をつけたコデマリ、春の暖かさに蕾を膨らます黄色いアイリス。
春の訪れを感じる生け花に仕上がりました。
生命感を出す
エビモミジは折れやすいのですが、力を加減して折れる直前で矯めるのを止めてあげるとしっかり曲が付きます。
小さな新芽が、目一杯春の日差しを求める様子を表現します。
エビモミジに枯れ枝が付き枝として付いていました。今回はこれを活用して、枯れ枝と新芽との対比をつくり、新芽の美しい生命感を引き立たせました。(写真だとわかりにくいですが)
生け終わった後、陰方がやや寂しかったので、真の後あしらいよりやや低く1本追加しました。
コデマリとアイリス
コデマリは鮮やかな濃緑色の小さな葉と、白い小さな花をたくさんつける可愛らしい木物の花材です。
かわいい花材なのですが、枝は細く、折れやすいため矯めが効きにくいです。
たくさん着く葉と花を省くことで枝の垂れ具合を調整します。
写真を見なおして気づきましたが、3本の体が一列に並んでいません。一列に揃うようにしてやりましょう。
アイリスは矯めが効くので曲げてあげて、体の花形を整えましょう。
花だけを遣うのではなく、葉も上手く遣い、自然な出生を表現してあげましょう。
横から見るとこのようになります。