【生けこみ日】2015年2月14日
【花材】ネコヤナギ、菊
今回は中津川まで稽古をつけてもらいに行ってきました。
まずは基本を身に付けるということで、生花正風体を生けました。
改めて意識させられたのが、「光の向き」と「花律」です。
光の向き
池坊の生花では、出生を表すために光の向きを意識します。
今回は本勝手なので左側から(副方)光が入ってくることになります。→陽方
ということは、真や副に遣う枝も日が当たって育った方(花の向き、色の具合)を陽方に向けることになります。
そして、陽方があればその逆の陰方もあります。これは副の反対側の体の側です。
陰方は光から遠い側なので体の上部の空間を大きく取る必要があります。
花律
華道池坊の生花には「花律」と言って、行ける花の高さが定められております。これは、花材の美しさ、自然美を最大限に引き出すために考えられたものです。
基本的な高さは以下のようになります。
【真】 真は最も高く生ける役枝です。その高さは、花器の高さの三倍とされております。水盤などの高さのない花器の場合は幅の三倍にします。そして、真の腰は高さの1/2よりやや低い位置に作ります。
【副】 副の高さは真の2/3とします。そして、副の陽方への振り出す幅は花型(真・行・草)によって変えます。今回は草の花型で、花器の幅の2倍ほどだしてやります。
【体】 体の高さは、体先(1番手前に生ける体)の高さを真の1/3とします。そして、体先は最も遅くに生えてきた新しい枝とするため、花は蕾の割合を多くします。体真は真の1/3より高く、体の谷は最も低くし、よく咲いているものを選びます。
少し気を抜くと自己流で、自分のセンスを頼りに、これらの基礎を疎かにして生けてしまいがちですが、改めて基礎の重要性を実感しました。
池坊生け花教室 華道教室・ギャラリー
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507-0073
岐阜県多治見市小泉町2丁目 華道家元池坊翆雲教室
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