2016年9月19日月曜日

【生花正風体】パンパスグラス、タニワタリ、トルコキキョウ


【生けこみ日】2016年8月6日
【花材】パンパスグラス、タニワタリ、トルコキキョウ


パンパスグラスの穂の取り出し方

パンパスグラスの穂は艶があってボリュームもあり、豪華に見えます。熟す前の穂を使うので、穂はまだ茎先端の皮の中に包まれています。だから穂を皮の中から出してやります。

穂を出したい部分に、ハサミで切れ込みを入れます。外側の皮だけを切り、中の穂を傷つけないように注意します。この部分から先端の皮を外せばキレイな穂が出てきます。

時間が経つと、穂の艶もなくなってくるので、生けた時が一番キレイに見えますね。

2016年9月18日日曜日

【生花正風体】グラジオラスの一種生け

池坊生け花グラジオラスの一種生け


【生けこみ日】2016年7月30日
【花材】グラジオラス


グラジオラスは葉が放射状に伸び、茎の先端に花を咲かせます。池坊では出生を表現するので、茎と葉を切り離すときには葉を傷つけないように気をつけます。


グラジオラスの茎は真副体の役枝になるのですが、葉も体先、あしらいに挿していきます。

2016年9月11日日曜日

【生花正風体】女郎花(オミナエシ)、リンドウ

池坊いけばな:生花正風体(女郎花(オミナエシ)、リンドウ)


【生けこみ日】2016年7月23日
【花材】女郎花(オミナエシ)、リンドウ


今回のいけばなの花材は女郎花とリンドウ。生花正風体を生けるので、女郎花を真・副に、リンドウを体に遣います。


まずは花材を机に広げ、一本一本の特徴を見ていきます。植物は一本一本違う形をしています。


ひとつひとつ表情がちがう。それぞれに美しく見える生け方もちがってきます。真には真にふさわしい女郎花を選び、副には副にふさわしい女郎花を選びます。

このように一本一本が最も映えるように生けていき、一瓶を仕上げていきます。自然に生えている植物の姿も美しいのですが、いけばなは、それを切り取り、より美しく見えるように人の手を施していきます。


花をより美しく見えるように考え、いけばなを見る人も喜ぶようにお花を生けていく。このよな考えに生け花の素晴らしさを感じます。


リンドウは真の前あしらいから、体谷、体先までつながりをもたせ、一体感を出しました。

2016年9月4日日曜日

【生花正風体】ヒオウギ(シャガ)の一種生け

ヒオウギの生花正風体一種生け

【生けこみ日】2016年7月9日
【花材】ヒオウギ(シャガ)



今回はヒオウギの生花正風体を生けました。
体は受けるように生けます。

ヒオウギのオレンジ色の小さなお花がかわいいですね。
葉がしっかりしているので力強く見えますね。