2015年8月22日土曜日

【生花新風体三種】セローム、パンパスグラス、ケイトウ(鶏頭)

【生花新風体】セローム、パンパスグラス、ケイトウ

【生けこみ日】2015年8月22日
【花材】セローム、ケイトウ、パンパスグラス

 

今回は池坊生花新風体を稽古しました。

新風体と言いつつ自由花のような見た目ですが、新風体として生けました。

花材は「大きな面」「濃い緑色」が特徴のセローム、「柔らかい色」「ふわっとした穂」を持つパンパスグラス、「真っ赤な花が美しい」ケイトウです。

さて、この三種の花材を生け花で美しく輝くように生けていきましょう。

 

今回は、セロームを一枚高く、もう一枚を裏面を見せるようにして背景としました。

セロームの前にパンパスグラスを配し、その前に赤いケイトウを置く。ケイトウの赤色がより良く見えます。

左側の大きなセロームの葉の下は、大胆に空間を開けて、粗と密のメリハリを付けました。

面白い作品に仕上がったのではないでしょうか。

2015年8月9日日曜日

【生花正風体三種】パンパスグラス、ソケイ(素馨)、リンドウ(竜胆)

【生花正風体三種】パンパスグラス、ソケイ、リンドウ

【生けこみ日】2015年8月8日
【花材】パンパスグラス、ソケイ(素馨)、リンドウ(竜胆)

今回も池坊生花正風体を稽古しました。

 

この日、真に用いたのはパンパスグラスという花材。

パンパスグラスの生け方は、まず穂を皮の中から出して上げる必要があります。

一枚一枚丁寧に外側から切り取り、中の穂を出してあげます。

この時、穂を出したい大きさによって皮を取り外す位置を上下変えてください。

 

お盆目前の暑い日が続く中の稽古日、花材の色は落ち着いた色でまとめ、秋を感じれられる作品に仕上がりました。

体に用いたリンドウは多くの花をつけ、やや重い印象がありますが、色味が落ち着いているのであえて省かずにそのまま残しました。

副のソケイがパンパスグラスとリンドウを引き立て良く生けられたと思います。

2015年8月2日日曜日

【生花正風体】ドウダンツツジ、ユリ、小菊

【生花正風体】ドウダンツツジ、ユリ、小菊

【生けこみ日】2015年8月1日
【花材】ドウダンツツジ、ユリ、小菊

この日は前回のバラの生花の反省を活かし、夏でも日持ちのする花材で生花正風体三種生をいけました。

バラは暑さで生けた翌日にしおれたので、夏は飾るのには適しませんね。

今回は生花正風体を逆勝手で生けました。ツツジの緑が夏に映え、しばらくすれば咲くであろうユリが雰囲気を豪華にし、小菊が足元を引き締めます。

体に用いた小菊ですが、「根本を引き締める」、「全体をスリムに見せる」ために、両サイドの花を切り落としています。

改めて写真で見ると、体の小菊をもう少し陰方へ振った方が良かったですね。