2018年4月29日日曜日

【生花正風体一種生け】カキツバタ

カキツバタ(杜若)の池坊の生け花

華道池坊のカキツバタ(杜若)の一種生け。
カキツバタは池坊いけばなにとって大変重要な花材です。

カキツバタは冬でも枯れず、一年の四季を通して愉しむことができます。
春・夏・秋・冬・・・それぞれの季節で、カキツバタは姿を変え人々を愉しませてくれます。
春の生け方、夏の生け方など季節の生け方があり、今回は春のカキツバタを生けました。

☆下記参照

【生花】カキツバタ(杜若・燕子花)_季節の移り変わりの生け花
 http://ikebana-suiun.blogspot.jp/2015/05/blog-post_16.html

ポイント

葉先は上向きにする

葉先が下に垂れている・上に向いている
上に向いている方が生命力を感じます。下にたれていると萎れているようで生き生きとした感じはしません。

お生花は真の役枝の曲がりが主役です

真以外の葉・枝も真の曲線に沿って入れてあげます。
そうすると真を中心としてまとまりがでます。
あっちこっちに曲げてしますとまとまりがでません。
「真に添うように」が大切です。

葉をバラさない

葉をバラさず生けたほうが早く生けることができるし、不自然な感じにもなりません。




【生けこみ日】2017年5月20日
【花材】杜若(カキツバタ)


池坊生け花教室 華道教室・ギャラリー 
展示ウィンドウにて常時、生け花を展示しております。 
お近くにお越しの際はぜひご覧ください。 
507-0073 
岐阜県多治見市小泉町2丁目 華道家元池坊翆雲教室 
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2018年4月10日火曜日

【生花正風体三種生け】花菖蒲、沙羅双樹、芍薬

花菖蒲に沙羅双樹、芍薬で初夏の季節のいけばなをいけました。

池坊の生花は真(しん)・副(そえ)・体(たい)の3つの役枝があります。
今回はこのように生けました。
真・・・花菖蒲
副・・・沙羅双樹
体・・・芍薬

真の花菖蒲は三本とも高さに差をつけるように、
体の芍薬は体先を葉で表しています。

初夏の爽やかさを表現しました。

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