2015年9月26日土曜日

【生花正風体】コオリヤナギ、キク|枝をうまくさばく

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【生けこみ日】2015年9月19日 
【花材】コオリヤナギ、キク

柳は矯めやすいのでしっかりと曲げて線を綺麗にみせることが大切です。

今回は葉を大胆に省略して、線の美しさを見せました。

体の菊は葉を省いてボリュームを落としました。

2015年9月20日日曜日

【生花正風体】アブラツツジ、キク|生け花の難しさを再確認しました

【生花正風体】アブラツツジ、キク
【生けこみ日】2015年9月5日 
【花材】アブラツツジ、キク
この日のメインの花材は山で採ってきたアブラツツジ。
やはり存在感がありますね。
日の当たり具合によって葉の色がちがう。日がよく当たる葉は日照りで赤く色づいたり、一本の木のなかでも場所によって変化があり面白くあります。

向かい合う葉の向きは?

さて、池坊の生花では陽方(写真左側)から光が当たります(本勝手)。
したがって葉が向きあう役枝があります。
真と副、体と副、前あしらいと後ろあしらいの葉の向きは向かい合わせます。
【生花正風体】アブラツツジ、キク【葉の向き】

窓をつくらない

生け花の窓ってなんでしょうか?
ここです。
窓
下手な絵でお恥ずかしいですが、図の枝と枝とに囲まれた空間が窓です。
窓を作ってはいけません。池坊生花は綺麗にそろった水際が命です。窓ができてしまうと一列に揃った水際の美しさを損ねてしまいます。また、枝さばきをうまくこなして交差をつくらないほうがすっきりと綺麗です。

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2015年9月6日日曜日

【生花正風体】エニシダ(石化柳)、キク

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【生けこみ日】2015年8月29日
【花材】エニシダ(石化柳)、キク

今回も池坊生花正風体を二種類の花材で生けました。

エニシダの細い小枝から小菊まで流れの繋がりを意識して生けると全体的にまとまります。

流れを意識しつつ目線の注目は中心にするため、副のエニシダはあえて細いものを遣いました。

副が細いため目線も横へ逃げない思います。

 

流れ・繋がりを意識するのが重要で、体のキクも四本差し、体谷が極端に低くならないようにしてあります。

自然美を表現する正風体は全体的な繋がりを意識したいですね。